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回 復

 

私の回復(イントロ)

   



リハビリの3年間目は、まるで映画「ロッキー」のようでした。私は、体重64kgの「よたよた」としか歩くことができない、死にかけの「ゾンビ」状態から、筋肉質な体重84kgで、180kgのバーベルを抱えてのスクワット、100kgのバーベルをベンチプレスで持ち上げ、一日中「山道」を歩き続けることが出来るまで回復しました。

私は向精神薬・ベンゾジアゼピン系薬剤の副作用・有害作用と、減薬・断薬治療による薬物の離脱症状がもたらす多くの「苦痛」を、断薬後6ヵ月で少なくすることができました。しかし一部の症状は最高1年、または数年間続いた症状もありました(中毒治療科第4報告書項目2.5中毒治療科第3報告書項目3.1原告第2陳述書項目28~29原告第3陳述書項目F参照)。

一番ひどい時期を乗り越えたら、「リハビリ」の次のステップは、まず海岸沿いを少し「散歩」することから始めました。そして少しずつ時間をかけ散歩の距離を増やしていきました。その後、地元のジムのメンバーになろうとしましたが、まだ酔っ払った人のように歩いたり、バランスがうまくとれず、何かに寄りかかる私を見て、ジム側は私をメンバーにすることさえ躊躇していました。

しばらくすると、私はリュックサックを背負い草原や山道に出かけ、散歩の距離を徐々に伸ばすことができるようになりました。そしてオークランド市で2年間を過ごした後、前記のジムに戻って、私は180キログラムの重さのバーベルを抱えてスクワットを10回もして見せて皆を驚かせました。


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回復への長い道

   



回復は決して単純なプロセスでありませんでした。それは、「良くなったり」「悪くなったり」の繰り返しの長い道でした。

最初は、殆ど何もできない状態で、ただ歩くことだけで精いっぱいでした。掃除機をかけるような簡単な家事でもかなり大変でした。頭がぼけていて、集中力は大変衰えていました。ちょっとした改善が見えるのに数カ月間がかかりました。

原告第3陳述書から引用します。

「私の回復について、もうひとつの事を明確にさせて置きたいと思います。回復段階では、すべての症状が一斉に回復した訳ではありません。確かに、時間と共に徐々に回復に向かっていましたが、時によって激しさや頻度などが変動し症状が消えたり再燃したりしていました。もうひとつ気が付いた事ですが、月日がたつにつれて、気分が良くなる時間は少しずつ長くなろうとして行きました。」

「例えば、断薬後しばらくは、常に辛く感じていました。しかし、数ヶ月後に、朝に2~3時間ですが、気分が前より良いと感じ始めました。その後、リハビリを続けていると、一日中気分が良くなる時もありました。しかしながらこのように症状回復が散発的なものであった為、何カ月も症状に悩まされていて、一番つらい時期を乗り越えるには、少なくても1年間もかかりました。」

長年のリハビリの末、またニュージーランドの医師や専門家、アルコール・薬物依存治療施設、理学療法士、鍼師、漢方医、その他様々な医療関連の人々やサービスの助けを借り、また友人や家族のサポートも得て、私は回復を達成しました。今思うと、そこまでの努力は必要ではなかったのかもしれませんが、回復過程において、あくまで「自分自身」の問題として逃げたりせず正面から取り組む必要を感じていました。

たとえ、上記のような努力をしても、完全に回復できるかどうかは疑問に思います。ベンゾジアゼピンを処方され「服用」した事実は消えることはありません。またこれらの薬が個人の生命に引き起こす損害、家族と社会全体に与える損賠は計り知れません。そして失われた損害は元に戻らないのかもしれません。また、長期影響や後遺症も残ることがあります。私は思いますが、人生には「不条理なこともある」という現実を受け入れ、自分の可能性を信じ最大限に生かし、これからの人生を前向きに進むしかないでしょう。


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経過表

   



下記は原告第3陳述書からの経過表

 

身体能力 2001年4月ごろ
(薬剤治療の後)
2001年中旬~下旬ごろ
(離脱の初期段階の後)
2003年中旬
(回復の初期段階の後)
2010年
(現在)
歩行 50メートルで精一杯 まだ歩行するには無理があったが徐々に回復に向かっていた 山で一日中のハイキングをする可能 山で一日中のハイキングをする可能
ランニング 不能 やってみようも無い 1時間程度のランニングをする可能 1時間程度のランニングをする可能
ベンチプレス やってみようも無い 30kgの約10回で精一杯 90kgの10回可能
最大限:110kg
90kgの10回可能
最大限:110kg
スクワット 不能
 
やってみようも無い 180kgの10回可能 鼠径部痛のため不明
体重 64kg 回復しつつ 84kgの筋肉 84kgの筋肉
食欲 悪い 回復しつつ 良好 良好
睡眠 悪い 回復しつつ 良好 良好

 


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重要点

   



注目すべき点は、中毒治療科第3報告書3.1.9項目でも指摘されていますが、考えられないほどに強烈なストレスであるはずの日本での裁判手続きの期間中でも私の健康状態はどんどん良い方向へ向かっていったことなのです。

私の健康状態を示すこの事実は、私の症状が単に不安神経症/ストレス(自律神経失調症)からくるものであり、また私にはその体質であるとする被控訴人側の主張を覆すに十分なものです。

その理由、ストレス(自律神経失調症)になりやすい体質で、ストレスに苦しんでいる人が強烈なストレス環境の中で健康状態が回復するなんてことはありえないからです。これでは全く理屈に合いません。

このように上記のことは明白であるのに高等裁判所の判決には含まれませんでした(裁きはこうせいですか?参照)。


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注 記

処方医は、「中脳水道症候群(シルヴィウス水道症候群)」だと診断しました。しかし、その後の専門家による検証では、私に対する「診断」と「ベンゾジアゼピンの投薬治療」は完全に間違っていたことが判明しました。

最後の診察では、処方医が「100人の医師のうち1人しか治療ができないとても珍しい病状を持っている。もし薬物療法をやめてニュージーランドに帰国すれば回復できない」と言いました(原告第1陳述書項目4.11参照)。何を考えていたんだろう?

 

 

Tips

Many people have asked me what I did for my recovery.

After directing them to this page of my website, I had to point out that recovery, much like withdrawal, is different for everyone and that it is important to find what works best for us as individuals.

For me exercise played a massive part, as did being proactive in my own recovery.

I am also a strong believer in regularity; that is regular, diet, regular exercise, and regular sleep. As you know, our bodies have a natural rhythm that works in tandem with nature, the days, nights, moons, tides, menstrual cycles etc – it all has a natural rhythm and benzos destroy that rhythm.

So, I believe getting regularity and “Balance” back into your life can go a long way towards helping your body reset itself back to some degree of normality.

I think yoga, Tai Chi, etc. can be very beneficial. During the early stages, I know that almost anything can seem like a daunting challenge, so I think it is good to set little mini goals day by day.

One last important thing I learnt was “Don’t focus on what you can’t do – focus on what you can do”.

Hope this helps…


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日本語訳について

このサイトの主要言語は英語です。裁判で使用された日本語の原文を除き、日本語はすべて翻訳となっています。

その翻訳は私自身を含む複数の人によって手がけられました。従って、品質やスタイルなどに違いが見られます。

私の母国語は日本語ではありませんので何卒ご理解いただきたくお願い致します。その結果として、日本語が不自然に響く箇所があるかと思いますが、どうぞご了承ください。

The Ashton Manual

アシュトンマニュアル:世界的な専門家、ヘザー・アシュトン教授によって書かれた、ベンゾジアゼピン系薬剤と離脱法についての解説書。

このマニュアル内で示された離脱スケジュールは単に“一般的な指針”を示すために作成されたものであることを、あなたの処方医に伝えることが大切です。離脱の経験は人それぞれで、同じものがない。離脱の経過は多くのファクター(要因)に影響されるからです。

マニュアルを読む

Individuality

Each one of us has a different experience of withdrawal.

The duration and degree of intensity can vary depending on the individual and there are many reasons for this.

アシュトンマニュアル参照

Favourite Word "Balance"

Throughout this entire ordeal, I came to realize the importance of “Balance”.

As pressing as the court deadlines were and as demanding as the case was, without maintaining a balance in life including rest, recreation, work, socializing, diet, sleep etc. it would have been impossible to sustain.

However, it was always a razor edge fine line between making progress and maintaining health and balance.

Subsequently, it took a lot of skill and adapting.

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