第Ⅰ章（前半）

背　景

この章について

ベンゾジアゼピン系薬剤

• 力　価
• 排出速度
• 作用時間
• ベンゾジアゼピンの治療上の作用
• 作用機序

表1．ベンゾジアゼピン系薬剤および類似薬剤
表2．ベンゾジアゼピンの治療上の作用
図1．脳内神経細胞（ニューロン）への、内因性神経伝達物質GABA（γアミノ酪酸）とベンゾジアゼピンの作用機序図

第Ⅰ章（後半）

ベンゾジアゼピンの有害作用

• 過鎮静
• 薬剤間の相互作用
• 記憶障害
• 逆説的興奮作用
• 抑うつ、感情鈍麻
• 高齢者における有害作用
• 妊婦における有害作用
• 耐　性
• 依　存

• 治療用量依存（または常用量依存）
• 高用量処方による依存
• ベンゾジアゼピンの悦楽的乱用

ベンゾジアゼピン長期使用による社会経済コスト

参考文献

表3．ベンゾジアゼピン長期使用による社会経済コスト

第Ⅱ章（前半）

背　景

何故ベンゾジアゼピンを止めるべきなのか？

ベンゾジアゼピンの離脱を始める前に

• 医師・薬剤師とよく相談する
• 十分な心理的サポートがあることを確認する
• しっかりとした心構えを持つ

• 自身を持つこと
• 忍耐強くなること
• 自分自身の方法を選択すること

離　脱

• 用量の漸減
• 長時間作用型ベンゾジアゼピンへの切り替え
• 離脱スケジュールの計画と実践
• 高齢者における離脱
• 抗うつ薬

参考文献

第Ⅱ章（後半）

緩徐な離脱スケジュール

スケジュール01.　アルプラゾラム高用量（6 mg/日）からのジアゼパム置換による離脱

スケジュール02.　ジアゼパム40 mg/日からのシンプルな離脱

スケジュール03.　ロラゼパム6 mg/日からのジアゼパム置換による離脱

スケジュール04.　ニトラゼパム10 mg/夜からのジアゼパム置換による離脱

スケジュール05.　クロナゼパム1.5 mg/日からのジアゼパム置換による離脱

スケジュール06.　クロナゼパム3 mg/日からのジアゼパム置換による離脱

スケジュール07.　アルプラゾラム4 mg/日からのジアゼパム置換による離脱

スケジュール08.　ロラゼパム3 mg/日からのジアゼパム置換による離脱

スケジュール09.　テマゼパム30 mg/夜からのジアゼパム置換による離脱

スケジュール10.　オキサゼパム20 mg/夜からのジアゼパム置換による離脱

スケジュール11.　クロルジアゼポキシド75 mg/日からのジアゼパム置換による離脱

スケジュール12.　ゾピクロン15 mg/夜からのジアゼパム置換による離脱

スケジュール13.　抗うつ薬離脱のための参照表

第Ⅲ章（前半）

離脱反応のメカニズム

急性離脱症状

個々の症状とその原因および対処法

• 不眠、悪夢、睡眠障害
• 侵入的記憶
• パニック発作
• 全般性不安、パニック、恐怖症

• 心理療法
• 補完代替療法
• 運動療法やその他のテクニック

• 知覚過敏
• 離人症、現実感喪失
• 幻覚、錯覚、知覚変容
• 抑うつ、攻撃性、強迫観念
• 筋肉症状
• 身体の感覚
• 心臓と肺
• バランスの障害
• 消化器系の障害
• 免疫系
• 内分泌系の障害
• 発作、痙攣

ベンゾジアゼピン離脱中の臨時的薬剤の使用

• 抗うつ薬
• β遮断薬
• 睡眠薬および鎮静薬
• その他の薬剤

離脱中および離脱後のベンゾジアゼピン使用

食事、飲み物、運動

喫　煙

離脱の経過

表1．ベンゾジアゼピン離脱症状
表2．抗うつ薬離脱症状

第Ⅲ章（後半）

遷延性離脱症状

• 不　安
• 抑うつ
• 不　眠
• 知覚および運動障害
• 持続する知覚症状と運動症状の考えられるメカニズム
• 記憶力および認知力の低下
• ベンゾジアゼピンは脳に構造的損傷をもたらすか？
• 消化器系の症状
• 遷延性症状の対処法
• 離脱後、ベンゾジアゼピンはいつまで体内に残留するのか？

エピローグ

• 教　育
• 研　究
• 治療法
• 施設の供給

参考文献

表3．遷延性ベンゾジアゼピン離脱症状のいくつか
表4．遷延性ベンゾジアゼピン離脱症状の考えられる原因